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膣カンジダの感染経路は性行為だけ?性交感染以外の感染経路は2つ!

2019年11月21日
危険なウィルス

膣カンジダは名前の通り膣に起きるものとして、性的接触が感染経路になることもあります。この場合、避妊具なしの性行為・オーラルセックス・性器具の共用などが原因になります。しかし膣カンジダを起こすカンジダ菌は女性の体内にある常在菌ですので、女性が発症した場合は性的接触なしでも起こり得ます。

調査によれば、女性に起きる性器カンジダの原因が性的接触になる率は約5%程です。この数値から、膣に起きる感染症でも性的接触が感染経路になる可能性は極めて少ないと言えます。一般的に膣カンジダの主な感染経路として考えられているのは、自己感染と家庭内感染です。

自己感染とは、免疫力低下を理由に常在菌が過剰に増殖して感染症を引き起こした状態を言います。免疫力が低下しているところに不衛生・刺激・蒸れなどが重なると、それらが引き金になることもあります。また、閉経後は腸内のデーデルライン桿菌(膣内を酸性に保ち病原菌増殖を防ぐ存在)が女性ホルモンの減少と共に減るため、膣内の感染症にかかりやすくなります。そして、カンジダなど増えると悪さをする常在菌の自己感染のリスクも上昇します。

家庭内感染(家庭内水平感染)とは、発病中の家族や同居者と同じタオルなどを共用することで多量に付着して感染症を引き起こす感染経路です。家族の共用物は様々ですが、特にタオルは洗浄後に使うことが多いため、多量に付着した後の放置時間が長いことも感染・発症の1つの原因になります。

家庭内の他、公衆トイレなど公共の場にも感染経路は潜んでいます。定期的に清掃を行っても利用者がいる限り常時清潔ではないため、除菌剤があるなら座る前に便器へ使用し、用を足した後は必ず石鹸を付けて手を洗浄しましょう。世の中にはトイレ後に手を洗わない人も少なからずいるため、公衆トイレ以外にも感染経路のリスクはあります。神経質になり過ぎてもいけませんが、やたらに皮膚部を触らない・帰宅後には手洗いうがい・食事前には手を拭くなどしましょう。

また、上記以外にも産道感染や病院内感染といった感染経路があります。産道感染は分娩時に母体から新生児に移ることで、この経路で感染した場合は新生児に鵞口瘡がみられます。妊娠中は膣カンジダの罹患率が高く、分娩時だけでなく子宮内感染も起こり得ます。この場合は、新生児に胎児皮膚カンジダ症がみられます。病院内感染は血液感染型に多くみられるもので、膣カンジダでは公共トイレの使い方に不用意がなければ稀です。