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カンジダが原因で起きやすい主な合併症|気を付けるべき感染症

2020年05月20日

カンジダ自体も膣炎と外陰炎の合併(外陰膣カンジダ症)が多いと言われていますが、全く違う他の疾患を併発することも珍しくありません。特に難治性の場合は、トリコモナス膣炎や他の細菌感染症が合併症として生じている可能性があります。合併症として生じる疾患の中には重症化すると命や障害に関わるものもあるため、自己の体調管理を行って初期段階も見逃さないことが大事です。

トリコモナス腟炎は、膣トリコモナスと呼ばれる原虫を原因とする膣感染症です。原虫は侵入後間もなく症状を起こすこともあれば、何も起きないまま数週間?数ヶ月も膣内や子宮頸部に留まることもあります。女性との性的接触で感染するものですので、女性や女性経験のある男性との接触が感染経路になります。女性経験のない男性や経験があっても感染していない男性、または男性経験のみの男性との性的接触では感染しません。

性器クラミジア感染症は、クラミジアトラコマチスを病原体とする性感染症です。主に泌尿器や生殖器に感染しますが、オーラルセックスにより咽頭感染することもあります。1週間?3週間程で何かしらの症状が現れますが、男女共に基本無症状で蔓延しやすい傾向にあり、性感染症の中で患者数は最多と言われています。

淋病(淋菌感染症)は、淋菌を病原体とする性感染症です。淋菌は乾燥・加熱・消毒薬に弱いことから通常の環境では生存できないため、単純接触ではなく性行為を介して感染します。感染者と性行為を行った場合の伝染率は、1回につき約30%と高い割合です。咽頭感染も起きるため、オーラルセックスも要注意です。また、淋菌は目に付着すると角結膜炎を起こすことがあり、これは重症化すると失明の危険もあります。

梅毒は、梅毒トレポネーマを病原体とする性感染症です。男性に多く、特に男性間での性行為が感染経路になりやすいと言われています。感染者との性行為で伝染する率は、1回につき約3分の1です。症状は3段階に分けられますが、第1期と第2期は特に感染力が高いと言われており、梅毒トレポネーマは性器だけでなく口などの粘膜・皮膚からも体内に侵入します。

第2期の後はしばらく、症状のない潜伏期が数年?数十年続きます。不活性化状態になるため感染力はありせんが、菌はまだ体内に存在しています。第3期は、初期感染から数年~数十年後もの間に治療しなかった方の約3分の1に発生します。症状は軽度から重篤まで様々ですが、主に良性の第3期梅毒・心血管梅毒・神経梅毒の3種類があります。